第三十四回「カフェきごさいズーム句会」 (2026年1月10日)の句会報告です。( )は添削例です。
第一句座
【特選】
初明りしらかば林弾きつつ 花井淳
真ん中に大きな目玉煮凝れる 葛西美津子
大寒や波もて波を砕く音 斉藤真知子
寒梅の白きは昨夜の月の色 葛西美津子
【入選】
何の咎彷徨へる熊撃たれをり 高橋真樹子
(何の咎彷徨へる熊撃たれけり)
あれこれと抱負の浮かぶ初湯かな 鈴木勇美
(あれこれと煩悩浮かぶ初湯かな)
薺打つ兄も弟も起こされて 藤倉桂
身欠き鰊ほろと煮崩る霜夜かな 葛西美津子
鶴亀の水引踊る屠蘇祝い 立花武
(鶴亀の水引躍る屠蘇祝ひ)旧仮名遣いの作品の場合
輪飾りの稲を雀の食べ尽くし 矢野京子
淑気満つ花嫁のれんくぐりいる 立花武
(淑気満つ花嫁のれんくぐり入る)
芹なづな雪を払ひて摘みにけり 斉藤真知子
龍の玉浄めの水のかたはらに 葛西美津子
火の護符が舞ひに舞ひたる大どんど 藤倉桂
初旅やササラ電車の勇ましく 鈴木勇美
飾取る藁の匂ひの名残かな 伊藤涼子
(飾取る藁の匂ひも名残かな)
南洲を振り向かせたる寒牡丹 花井淳
夜神楽の荒ぶる神も酔ひにけり 斉藤真知子
飛岡光枝出句
野には早青むものあり初筑波
第二句座(席題・花八手、春を待つ)
【特選】
白鳩のくぐもる声も春を待つ 葛西美津子
顔見せぬ猫の鳴き声花八手 高橋真樹子
【入選】
ばさばさと風に音立て花八手 矢野京子
スカートはタータンチェック春を待つ 花井淳
故郷に母は一人や花八つ手 藤倉桂
ほんたうに来るのかしらと春を待つ 高橋真樹子
花八手横切る宇宙ステーション 花井淳
飛岡光枝出句
神宮の森の深さよ花八ツ手













