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カフェきごさい「ネット投句」(7月)飛岡光枝選

caffe kigosai 投稿日:2021年7月22日 作成者: mitsue2021年7月22日

暑さ厳しいなか、快調。

【特選】
うみほおづき今は遠くに行きし人  和子

海酸漿はどこか夏の懐かしさを纏っています。句の中七下五は季語によっては曖昧に感じるフレーズですが、この句ではとても活きています。「うみほほづき」、旧かな確認を。

【入選】
バンガロー涼しき星に寝まりけり  涼子

句の形はしっかり出来ていますが、「バンガロー」ではただの場所の説明、かつ夏の季語なので避ける工夫を。

玉解きて風を捉へる芭蕉かな  涼子

こちらも形はよく出来ていますが、「捉える」が少々曖昧で普通。もう一歩踏み込みたい。

夏の雲肩肘を張ることもなし  弘道

夏の雲にもらう大きな安らぎ。夏の雲の句として新鮮です。原句は「肩肘を張ることもなし夏の雲」。出来上がってからもあれこれ見直したい。

今はもう望郷のなか夏の山  弘道

思い出のなかに聳える青々とした夏山。原句は「今はもう望郷のみぞ夏の山」。より大きく、おおらかに。

青葉風浴びて妻の手巻き寿司  弘道

風とあれば吹いているし、吹かれている(浴びている)。「青葉風妻の自慢の手巻き寿司」などより大切な描写に言葉を使いましょう。

華やかに開く湯の中鱧の花  和子

牡丹鱧のこの様子は多くの句にありますが、この句はことばが生き生きと過不足なく描かれています。

夏芝居電光石火殺陣決まる  和子

汗みずくになりながらの熱演の感じはしますが、普通の芝居との差があまり感じられないのが惜しい。原句は「夏芝居電光石火殺陣決まり」。

浪速の味 江戸の味 8月【祭鱧】(浪速)

caffe kigosai 投稿日:2021年7月22日 作成者: youko2021年7月22日

梅雨が明け、一気に暑くなってきました。梅雨が明けると、関西では祭が続きます。日本三大祭の二つ、祇園祭、天神祭でさらに熱気が高まります。

祇園祭では山鉾巡行、天神祭では陸渡御、船渡御という祭の見どころが、コロナ禍のため去年に続き行われません。人の流れを増やさない対策であるのはわかりますが、やはり寂しいです。ただ今年の祇園祭では、巡行はないものの、半数ほどの山鉾が建てられ、午後7時までは鉾提灯が灯り、宵山の雰囲気が少し味わえました。二年続きで、祭がこの様なことになるとは思いもしなかったことです。

天神祭は、菅原道真の霊を鎮める祭として、平安時代から続いています。大阪天満宮のそばの大川から神鉾を流し、流れついた所に斎場を設け、禊祓を行いました。その時、船を仕立てて迎えたのが船渡御の始まりと言われています。

本来であれば、7月25日に本宮を出た催し太鼓、神輿、行列が大川のほとりを歩く陸渡御が行われ、夜になれば奉安船、お迎え人形船、どんどこ船など百を超える船が大川に繰り出す船渡御が行われ、クライマックスには奉納花火が打ち揚げられるのです。水の都にふさわしい華やかな祭です。

そんな関西の祭には、旬の鱧料理がかかせません。その呼び名も祭鱧。骨切りをした鱧をつけ焼きにしたり、湯引きにして酢味噌や梅肉酢で食べたり、天ぷら、鮓にしても美味しいです。来年こそ本来の祭が行われることを祈りつつ、祭鱧で祭気分に浸りたいと思います。

懐かしき船渡御の灯よ祭鱧    洋子

朝日カルチャーセンター「カフェきごさい句会」(六月)

caffe kigosai 投稿日:2021年7月21日 作成者: mitsue2021年7月21日

新宿朝日カルチャーセンターの「カフェきごさい句会」。今月の兼題はサイトより、6月の季語「梅雨の月」、花「山法師」、浪速の味「泉州たまねぎ」です。

【特選】
竜宮城出入りしてゐる金魚かな  涼子

金魚鉢のなかで遊ぶ金魚の様子を描いた。「竜宮城」と大きく出てゆかい。ただし、「ゐる」は金魚の動きを止めてしまうため、消す工夫を。「金魚ひとつ竜宮城を出つ入りつ」など。

夏の月波がさらひぬ忘れ貝  涼子

夏の月で切れる取り合わせの句。寄せては返す波のようなリズムが心地よい。「忘れ貝」とは、万葉集にも詠まれている二枚貝の片方のこと。拾うと恋を忘れるという。「夏の月波がさらひし忘れ貝」。

【入選】
ふり返る遥かな空や山法師  和子

空に浮かぶかのように咲く山法師の白い花。原句は「下り来て遥かな空の山法師」。

湖に暈のゆるるや梅雨の月  涼子

湖面にゆれる月の句はあるが、暈を描いて新鮮。原句は「みづうみに暈を揺るがせ梅雨の月」。

雲ながれ山法師の花飛び立てり  光枝

今月の花(八月) 実桃

caffe kigosai 投稿日:2021年7月20日 作成者: koka2021年7月20日

お雛様に飾る桃の花より、桃の実の方をより好む方も多いでしょう。桃は中国原産ですが、実を楽しむ桃は明治の終わりには水密系の桃に改良が重ねられ、白桃や黄桃など甘みの増した桃が次々とでてきました。 

避暑で毎夏訪れた蓼科の山間の小さな寮の前の谷川。西瓜は買ってきたビニールの網にいれたまま、冷たい流れに冷やしていました。一緒にいれたジュースの缶の文字が水の中でゆれ、時たま小さな魚が走っていきました。

桃だけは沢の水をためた小さなアルミの桶の中に、(そっとね)という母の声を聞きながら沈めました。薄桃色の肌の、赤ちゃんの産毛のような毛茸あたりから透明な泡が立ちのぼりました。十分冷えた頃とりだし、皮をぺろりとむく間も惜しくかぶりつくと、母が(おいしそうな音を立てて食べるのね)と笑いました。あれは白桃だったでしょうか。

桃の紅茶を初めて飲んだのは30年前、イタリアのフィレンツェ郊外のある家に泊めてもらった時でした。庭のテーブルに座っていると、女あるじが水差しから甘い香りのお茶をグラスに注いでくれました。

「何かしら?」それはテ アッラ ぺスカ(桃の紅茶)でした。ガラスの水差しの底には切った桃が沈んでいました。桃を切って熱く出した紅茶に入れて冷蔵庫で何時間か冷やしただけ、砂糖もいれて、と彼女は説明してくれました。

イタリアでは暑さの増すこの季節に飲まれるようで、庭のパラソルの下での冷たい桃の紅茶は喉に心地よくしみていきました。ヨーロッパではこの時期、日本ではあまり見かけない蟠桃という平たい桃をよく見かけます。この時の桃はそれではありませんでした。

イタリア語の「pesca」は、英語では「peach」、学名は「Prunus persica」。 どこかにペルシャを思い起こす名前です。もともと中東を通ってペルシャに入ってきたので、ペルシャ原産と思った人たちが 「ペルシャのりんご」と呼んだことによります。

邪気を払うと言われる桃の力に基き、桃太郎伝説が生まれました。ここらへんで現代の桃太郎さんに登場していただき、今の世界にはびこっている鬼たちをぜひ一気に退治してもらいたいものです。(光加)

今月の季語(八月) 盆の月

caffe kigosai 投稿日:2021年7月18日 作成者: masako2021年7月18日

八月は旧暦と新暦の差異をあまり感じない希有な月です。立秋を過ぎても夏休みと呼ぶなど、そもそも違和感を内包している月ともいえそうですが。夏なのか秋なのかと考えるより、どちらの季語も自在に駆使しながら向き合いたいものです。

〈盆の月〉は歳時記の定義としては旧暦七月十五日の月ですが、八月の月ととらえてこの稿を進めます。現役の方々にとってはお盆休みに帰省するころの月となりましょうか。立秋過ぎですがまだまだ暑く、虫に刺されながら仰ぐ月です。

浴(ゆあみ)して我が身となりぬ盆の月   一茶

昼間の汗を流してすっきり。ようやく自分の身体を取り戻したという感覚は昔も今も同じようです。

さむしろや門で髪ゆふ盆の月    蓼太

「さ」は接頭辞。「さむしろに衣かたしき今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫」(『古今集』)などと使います。「さむしろ」を敷いて髪を結うのは宇治の橋姫? いやいや深窓ならぬ「門で」ゆえ、「さむしろ」もさぞかし「狭」い「筵」に違いない、といったところでしょうか。句意はさておき、家うちは暑いけれども、夜の屋外はしのぎやすい気温になっているのです。

身ほとりを固き翅音盆の月   ふけとしこ

裏口に草木の匂ひ盆の月      鷲谷七菜子

盆の月草の山より上りけり     大峯あきら

第一句の翅は虫のはねに使う漢字です。何の虫でしょう。甲虫が過ぎるだけならよいのですが、あまり嬉しいものではない気がします。第二句第三句からは盆の月の若さを感じます。実際には私たちの周りが青々としているだけなのですが、月からも熟す前の青い匂いがしてきそうです。

盆の月しばらく兄と語りけり   黒田杏子

帰省したときの句と受け止めていますがどうでしょう。〈盆三日あまり短し帰る刻  角川源義〉という句もあるように、帰省はするとなると忙しないのですが、してしまうともう戻りたくない。里の家にはいつもと違った時間が流れているようです。

ちちははと住みたる町や盆の月   上野章子

父母ありてこの世まつたし盆の月 上田日差子

盆の月は父母とセットになっているともいえそうです。二句ともに、過ぎてから顧みると切ない句です。

ふるさとに墓あるばかり盆の月   鈴木花蓑

盂蘭盆の供養の句にも月がしばしば登場します。

香煙の中に月あり盆大師       五十嵐播水

盆の島月にどうどう太鼓うつ    橋本美代子

望月や盆くたびれで人は寝る    路通

第一句はお大師さまの境内の景。人々が一斉にくりだし、香煙がたちこめています。第二句は島の盆踊でしょうか。第三句は盆の行事にくたびれて寝静まった下界を照らす満月です。

昔「まあるいまあるいまんまるい 盆のような月が」と歌った記憶がありますが、旧暦の盆の月は十五日の月ですから、まさに盆のような月です。新暦の場合は(休暇取得の都合が重なれば更に)いろいろな形になりそう。この点だけは「差異」を免れないようです。(正子)

 

新刊のお知らせ

caffe kigosai 投稿日:2021年7月7日 作成者: mitsue2021年7月10日

昨年12月に刊行された福島光加さんの新刊『Koka A Passion for Ikebana』(英語版)のキンドル版、ペーパーバック版、ハードカバー版ができました。本書は、このサイトのエッセイをまとめた『花のテラスで』(2014年刊)、『花のテラスでⅡ』(2018年刊)〈共に花神社〉から48のエッセイを厳選、日本の古典文学の研究者で長年日本の大学で教鞭をとるジャニーン・バイチマンさんが英訳を担当しました。光加さんのいけばな作品もふんだんに掲載されたフルカラーの一冊です。刊行直後からドイツをはじめとするヨーロッパ、北米、南米からの反響が届いています。Amazon(洋書)にアップされていますので、ぜひご覧ください。(店長)
【問合せ】福島事務所 book@kokanote.com

カフェきごさい「ネット投句」(6月)飛岡光枝選

caffe kigosai 投稿日:2021年6月23日 作成者: mitsue2021年6月23日

【入選】
神鳴や縦横無尽に生きてきて  和子

雷の大音響にはっと我に返った心持でしょうか。「神」という一字により、「雷」とニュアンスの差が生まれるのをよしとするかどうか。

忘れ草一輪残る大野原  和子

漱石に「萱草の一輪咲きぬ草の中」がありますが、こちらは一輪残った花。「忘れ」と「残る」がぶつかるので萱草の花としたいが、ほぼ漱石の句と同じになるので悩ましいところ。

旅人の仰ぐ空あり山法師  涼子

原句は「旅人の仰ぐ安らぎ山法師」。「仰ぐ安らぎ」は少々無理があります。

新玉ねぎ茎の青さの皮をむく  涼子

語順がねじれてしまいました。素直に作ると「茎青き新玉ねぎの皮をむく」でしょうか。率直に作るほうが伝わります。

麦の道母の棺に附いて行く  弘道

原句は「麦畑母の棺に附いて行く」。「麦畑」には作者の率直さが表れていますが、動きがほしいところ。

朝日カルチャーセンター「カフェきごさい句会」(五月)

caffe kigosai 投稿日:2021年6月22日 作成者: mitsue2021年6月23日

新宿朝日カルチャーセンターの「カフェきごさい句会」。今月の兼題はサイトより、5月の季語「夏の風」、花「王冠百合」、江戸の味「初鰹」です。

【特選】
白南風やセーラーの襟翼めく  勇美

梅雨が明けた晴れやかな夏の風に吹かれる少女。シンプルな情景に青春が香る。白南風の「白」が「セーラー」「翼」と呼応して。

桑の葉の露拭く母の真似をして  弘道

忙しい養蚕農家は子供も重要な働き手。母の手元を見ながら、お蚕さんにあげる桑の葉を拭く。「桑」は春の季語だが、この句は「露」が季語のしっとりとした秋の句としたい。

雨脚を刈つてゆくなり草刈機  涼子

「雨脚を刈る」が秀逸。

背にはらむ麦秋の風ツーリング  涼子

前句同様、よく見る光景が的確な言葉でとらえられ印象深い一句に昇華している。この句では「背にはらむ」。

【入選】
黒百合の霧を纏うて一人立つ  和子

一人と擬人化して黒百合の存在感を強めた。

ままごとのお茶のお客や雨蛙  勇美

ほんとうに?と聞きたくなるが、かわいらしい雨蛙を見ているとそんな思いにも。原句は「ままごとのお茶のお客は雨蛙」。

初鰹棹しなはせて宙に舞ふ  涼子

「舞ふ」が作りすぎて実感と遠くなってしまった。「初鰹棹のしなつて宙を飛ぶ」など。

頂きを掴む右手に夏の風  和子

「頂を掴む」が力強く夏の風の句らしいが、より強い季語を選びたい。「頂きを掴む右手や大南風」など。

初鰹高らかに告げ島言葉  勇美

初鰹の喜びあふれる一句。島の言葉で鰹は何というのか聞きたいもの。原句は「初鰹告げて高らか島言葉」。

柔らかな日射し湛へし若楓  和子

若楓の葉の柔らかさではなく、日射しを柔らかいととらえて新鮮。「湛へし」→「湛へて」。

海界へ白帆弓なり大南風  涼子

海神の操る帆船のよう。

はちきんは酒豪揃ひぞ初かつを  涼子

高知の女性「はちきん」と鰹は少々付き過ぎだが、「初鰹」の「初」の勢いが感じられる。

森の奥王冠百合の花香る  光枝

浪速の味 江戸の味(七月) 江戸前にぎり寿司【江戸】

caffe kigosai 投稿日:2021年6月21日 作成者: mitsue2021年6月21日

「鮓」はもともと魚類の保存方法のひとつで、古くから塩づけや粕づけが行われていました。魚を飯に漬けて発酵させた「熟れ鮓」は全国にあり、近江の鮒鮓はよく知られています。熟れ鮓を夏に漬け込むので「鮓」は夏の季語になったと言われます。
 
元禄時代になると飯に酢を加えた「早鮓」が生まれ、江戸前のネタを使った「にぎり寿司」が江戸っ子に大人気となりました。ちなみに「寿司」というお目出度い当て字は江戸で生まれたそうです。

当時のにぎり寿司は、おにぎりほどの大きなもので屋台で売られていました。それをひとつふたつ頬張ってさっと帰るのが粋と言われ、せっかちな江戸っ子にはぴったりの食事でした。

江戸前のにぎり寿司の特徴は、ネタを調理して使う、いわゆる「仕事」がしてあることです。小鰭の酢〆、鮪のづけ(醤油漬け)、穴子の煮物などがよく知られています。もともとは冷蔵技術が無い時代の知恵でしたが、現代ではこの丁寧な仕事が江戸前寿司の人気をより高めているのではないでしょうか。

江戸前にぎり寿司の夏のネタに「新子」があります。ニシン科の新子は出世魚で、大きくなるにつれ「コハダ」「ナカズミ」「コノシロ」と名前が変わります。「新子」が出まわるのは夏の三週間くらいと限られているうえに、身が小さく、一貫に多くの新子が使われるため、お値段もなかなかになるとか。新し物好きで見栄っぱりな江戸っ子をまねて一度はいただいてみたいものです。

川風にゆるる暖簾や鮓の見世  光枝

今月の花(七月) 青芭蕉

caffe kigosai 投稿日:2021年6月17日 作成者: koka2021年6月17日

梅雨入りのころ、そろそろ夏の花材が見かけられるころとなりました。

この状況の中で、オンラインのデモンストレーションをお引き受けすることも多くなりました。対象は国内だけでなく、中には北に位置する国もあります。先日はドイツを中心とするヨーロッパ、来週はヨルダンのアンマンの支部に向け東京の本部からデモンストレーションで発信です。

「日本の旬の花材も見たいので使ってください」と言われ、その土地であまりみかけず、日本らしい旬のもので喜んでいただけるには何がいいかしら、と考え花屋さんに注文します。

北の国に向けて、例えば芭蕉の葉を使ってはどうでしょうか。

日本の芭蕉の北限はどのへんでしょうか。意外にどこでも見受けられます。私たちがせいせいとした気持ちで見上げるのは今から。葉の巻きがとけ、涼しげで青々しく、手にすれば風が渡ってくるような軽やかさのある、時には二メートルを超す大きな平たい葉。思わず扇いでしまいたくなります。丁寧に扱わないとすぐに則脈にそって横に切れてしまいます。直角に交わっている主脈も柔らかいのでこれも取り扱い注意です。

水が滴るような緑の葉の茎にハサミを入れるとサクッという音とともに切れ、その伝わってくる手ごたえから、これなら水も空気も通す構造と納得をするのです。

空気を通す、といえば私のあこがれは芭蕉布。琉球糸芭蕉から作られます。琉球糸芭蕉は、地下から出ている茎が折り重なって葉のようになっていくのですが、これを偽茎と言い、その繊維で糸が作られます。今では織り手も少なくなり高価なものとなったようですが、暑い東京でまとってみたらどんなに涼しいでしょう。

また美人蕉の愛らしい赤い花をいけるのもこの頃。姫芭蕉といって芭蕉とは近縁です。

近縁でいえば、実芭蕉が私たちの食生活に最も近いかもしれません。改良を重ねられたものがバナナです。八月、パプアニューギニアの祭りで、道端に売っていたバナナの数えきれないほど房の付いたものを、いけばなの花材として使いました。首相夫人も迎えたデモンストレーションでしたが、翌日の地元の新聞に「IKEーBANANA ’いけばなな’」バナナといけばなをかけてユーモアを交えて紹介されていました。現地では甘くなく料理としていただくバナナがよく食卓に上るのだそうです。

最大の歓迎として、地を掘って豚を一頭埋めてバナナの葉をかぶせ、野菜やスパイスなどとともに蒸し焼きにしてくださった地元の方たちのことを、芭蕉の葉を手にすると懐かしく思い出します。

小さいものから大きなものもある幅広い芭蕉の葉。せっかくなので使った後は乾かして再度使います。乾かしすぎて秋、冬を迎える頃には手に取ると、ぱらぱらと形がなくなるほど破れてしまいます。芭蕉はやはり夏のものだと思う瞬間です。(光加)

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「カフェきごさいズーム句会」のご案内

「カフェきごさいズーム句会」(飛岡光枝選)はズームでの句会で、全国、海外どこからでも参加できます。

  • 第三十五回 2026年2月14日(土)13時30分
    (3月は第一土曜日・7日です)
  • 前日投句5句、当日席題3句の2座(当日欠席の場合は1座目の欠席投句が可能です)
  • 年会費 6,000円
  • 見学(1回・無料)も可能です。メニューの「お問い合せ」欄からお申込みください。
  • 申し込みは こちら からどうぞ

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スタッフのプロフィール

飛岡光枝(とびおかみつえ)
 
5月生まれのふたご座。句集に『白玉』。サイト「カフェきごさい」店長。俳句結社「古志」題詠欄選者。好きなお茶は「ジンジャーティ」
岩井善子(いわいよしこ)

5月生まれのふたご座。華道池坊教授。句集に『春炉』
高田正子(たかだまさこ)
 
7月生まれのしし座。俳句結社「青麗」主宰。句集に『玩具』『花実』『青麗』。著書に『子どもの一句』『日々季語日和』『黒田杏子の俳句 櫻・螢・巡禮』。和光大・成蹊大講師。
福島光加(ふくしまこうか)
4月生まれのおひつじ座。草月流本部講師。ワークショップなどで50カ国近くを訪問。作る俳句は、植物の句と食物の句が多い。
木下洋子(きのしたようこ)
12月生まれのいて座。句集に『初戎』。好きなものは狂言と落語。
趙栄順(ちょよんすん)
同人誌『鳳仙花』編集長、6月生まれのふたご座好きなことは料理、孫と遊ぶこと。
花井淳(はない じゅん)
5月生まれの牡牛座、本業はエンジニア、これまで仕事で方々へ。一番の趣味は内外のお酒。金沢在住。
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